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「白」の語源


2.1:日本語「白」の語源 
元々、日本語には色彩語がない。色彩語は光の感覚を表している「明」、「暗」、「顕」、「漠」四つの言葉から発展させる言葉である。
『笑侃东瀛』によると、古代日本語には直接に色彩を表す言葉はないて、光の感覚を表す言葉を四つしかある。それは「明」、「暗」、「顕」、「漠」という言葉である。「明」、というのは明らか、「暗」というのは黒い、「顕」というのは微かな光、「漠」というのはちょっと暗いである。この四つの光の感覚を表している言葉を踏み台にして、時の変遷に伴って、古人は赤(明)、黒(暗)、白(顕)、青(漠)四つの直接に色彩を表し言葉が創造してくると述べた。
 大岡信氏(1979)に、以上のほぼ同じ意味の説を提出した。その説は日本語の最初の基本色彩語(表2-1参照)は赤、黒、白、青の四色であって、この四色それぞれは「明」、「暗」、「顕」、「漠」を原義と対応していると述べだ。大岡信氏の思考は既に一般的に認められているそうである。

         表2-1古代の日本語の基本色彩語  
色彩感覚    明暗 顕漠
色彩赤黒白青

以上の二つ説によると、古代日本語において、「白」は色名と考えていない、「顕」と思われる。「白」の色名は古代日本語の中の「顕」と対応して名を付かれる。即ち、「白」という言葉の原義が光の顕著さを表すということである。「白」を言うと、「しろし」あるいは「しるし」であると考えてよい。
「白」の字形について
 「白」の字形について、『漢字源』には、「象形、どんぐりの状の実を描いたもので、下の部分は実の台座、上半はその実.柏科の木の実の白い中みを示す。柏(ハク)(この多賀城)の源字」と書いている。
『日本国語大辞典』によると、『白』の語源について、以下のような説を提出されている。
○1 シルキ(著)色の義 [日本釈名 南留別志 大言海]
○2 シロ(明)の義 [言元梯]
○3 明白でよくシラシル(知)色であるところから  [国語遡源 大矢透]
○4 シホイロの義  [日本原語学 林雍臣]  

シャネル ピアス
○5 透ける意のスキ、ラヨの反  [名語記]
○6 夜明けの空を形容して言うシラシラのシラの転 [国語の語根とその分類大鳥正健]
○1 、○2 、○6の意味は「光」に近い。○3が「明らか」に近い。○4、○5が「無色,無染」に近い。だから、「白」の語源は「光、明り、無色、無染」であると思う。
2.2中国語「白」の語源
中国語においては、「白」という字元々の意味は日本語の「白」との違って、本来は白い色とう意味である。白色は中国の基本色彩語青、赤、黄、白、黒五色の一つである。この五色は伝統的な観念によって、人々の間に習慣され、規範化され、語彙に中に定着していくわけである。五行思想から演繹された人為的な色彩体系と言える。
『漢語大辞典』によると、「白」の字形は「日」に由来する。日光は白色だからということである。『説文解字』には、「白」は白色という意味を表わすの具体的な事物語が多く収められている。例えば、雪の白は「皑」、人の皮膚の白は『晰』、老人のしるしの白いひげの白は「皤」、月光の顔色の白は「皎」、透りの白は「冰」などを記されている。『辞源』『漢語大語典』には、下記のような記述がある。
○1 当室之白,尊于东房,是谓阳厌。《礼记》 作者によろと、この句は「部屋の明るい所に、死体はおいているから、部屋の東面は尊いと言われて、このことは「阳厌」と言われる。」と言う意味である。①
○2 从日锐顶,象日使出地面,光闪烁儒尖锐,天色已白,故曰白夜。《说文 古文考》 作者によろと、この句は「日光はすごい輝かで鋭い見たい、この様子は地平線から初めて顔を出した朝の太陽の光見たい。空模様は明るいから、「白日」と言われる。」と言う意味である。②
○3 不曰白乎,涅而不缁。《论语》
孔曰:至白者,染之于涅而不黑。《何晏注》 作者によろと、この二つ句は「一番良い品格は黒二染められることはないである。」と言う意味である。③
○1○2の場合、「明るい」、「日光」の意味にあたり、これは日本語の「明」、に近いが、③の場合、「無染」に近いため、中国語の「白」の始原義として、日本語と似ているともいえるだろう。

by kawaiijewelry | 2012-05-21 23:33